こんにちわ、マツキです。こんなツイートをしました。
医療者は自分の持分がモロYMYL領域だから、情報発信からの収益化に関しては正直優位とは言えない。そもそも日本の倫理観からか「ビジネス×医療者」の相性は最高に悪い。それでもこの時代に自分のメディアをつくっていく経験自体は強くお薦めできる。
— Matsuki @ふりー (@matsuki_blglife) March 31, 2022
医療者は自分の持分がモロYMYL領域だから、情報発信からの収益化に関しては正直優位とは言えない。そもそも日本の倫理観からか「ビジネス×医療者」の相性は最高に悪い。それでもこの時代に自分のメディアをつくっていく経験自体は強くお薦めできる。
今回は冷静に医者やりながらブログはできるのか?というテーマでやっていこうかと思います。
医者やりながらブログはできるのか?
結論から言うと、できます✊
ただ、壁も少なくないです。
組織所属+ブロガーの大変なところ
何が大変なのでしょうか?
以下、勤務医目線で考えます。
ここが大変
- 時間の捻出
- SEO
1.時間の捻出
ぼくは二つの状態のときにブログを書いています。
- 一度フリーランスになって時間をのびのび使える状態
- 再び組織に属する人間としての状態
多くは組織所属での医者の人が多いと思いますので、その立場で考えてみますが・・・。
時間に関してはフリーランスやっていた頃の方が圧倒的にさけますね。
やっぱり本気で集中してやりたい時にはどこかに勤務しながらはなかなか難しいかもしれません。
時間がない方がかえってメリハリができて集中できるって人もいるかもしれませんが、毎日更新とかはなかなか難しいでしょう。
2.SEO
SEOというのはSearch Engine Optimization。
簡単にいうと、書いた内容をGoogleとかの検索上位に持ってこさせることです。
ここについては医者のテーマの場合、「読まれる記事をつくる」という意味では結構難しいような気がします。
というのも自分の専門分野のこと書いたとしても医療テーマ自体が、SEOではあまり触れない方がいいものだからです。
「なんで」っていうよりかは、これはもうルールに近いかもしれません。
まあ数重ねていけば読まれていくようになるのかもしれませんが、やっぱり「読まれないかもしれない」という不安を抱えたまま書いていくのはしんどいですよね。
どこかに所属しながらのブログをやることの良いところ
少しだけ、辛いところを話しましたが、今度はいいところにも触れみてます。
1.ブログの種になる
それは、形はどうあれ、コミュニティに所属していることがブログを育てる可能性があることです。
例えば、ぼく自身は基本組織にかなり属したくない人間なんですが、その気持ちを抱えたままコミュニティに所属していると、たくさん壁にぶつかります。
そのぶつかった壁が、ブログを書くきっかけや題材に自然になるんです。
この記事だって、「仕事しながらブログ書くってきついなあ」「でもしんどいけどおもしろいなあ」という気持ちから生まれています。
組織に属していて「嫌だなあ」とか「自由になりたいなあ」と思うネガティブな気持ちが芽生えたとしても、そう言うふうな感情を与えてくれること自体がギフトで、行動のきっかけになると思うのです。
そう捉えると、組織にいて考えごとが尽きないのはブログの書いてみたいアイディアもでやすくなると転じて考えることもできます。
2.ペルソナを思い浮かべやすくなる
また、ブログを書く上でペルソナを想定する点でも組織はある意味で役立ちます。
ペルソナ=想定読者
あくまでマーケティングがからんだブログでですけど、ペルソナは親しい距離にいる人や、過去の自分に向けて書けば良いようです。
さらに、その特定の一人に対してより鮮明にイメージできた方がいいとされています。
組織に属せば、出会いの数は増え、人とのコミュニケーションや悩みに接する機会も多くなるでしょう。
ちょっと安直かもですが、ペルソナのイメージは湧きやすくなるのではないでしょうか。
狭い社会から広い世界へ
医者の実際の行動エリアは意識しないとどんどん狭くなっていきます。
・次々に舞い込んでくる仕事
・終わったら帰って寝る生活
・病院という狭い社会
そんな中、目の前にあるパソコン一台で自分の職場以外の人に何かを表現していけるなら、それは素敵ではないでしょうか?
そもそも、インターネットがある今の時代に対面でのコミュニケーションばかりであるのはもったいないです。
実際に読んでみて「おもしろい」や「理解に役立った!」というものも少なくありません。
https://note.com/doctorpooh/n/nf339b5acf8f9←この記事は「note」のサイトの記事ですが、薬の作用の理解についても普通に役立っています。
できる範囲でやってみるのがベストかも
医者の世界は、倫理もやたら強調されますし、狭い社会かもしれません。
何かあるとすぐ広がりますし、マウントを取る人も少なくなく、揚げ足も取られやすい業界です。
こういった風潮はそろそろ終焉に向かってほしいな、と僕は常々思っています。
そして、医者が一人の人として何かを発信していくことがもっと世に増えていってもいいんじゃないかなと思っています。
それが医者としてでなくふざけたものだったり、コメディ的なものであったとしても。
壁は多いかもしれませんが、月に一本ぐらいのゆったりペースでなら勤務しながらでもブログ活動は可能です。
受信する側だけでなく、今度は自分が発信していってみるのは大いにアリではないでしょうか。
記事の終わりに
いかがでしたでしょうか?
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
それではまたどこかの記事でお会いしましょう!