「ポモドーロテクニック」という本の「内的中断」「外的中断」という項を参考に気が散ってしまうことの理由と対処法について書きました。
よかったらご覧あれ。
こんな方におすすめ
- 集中量がきれてしまいやすい人
- 作業中に気が散ってしまう人
- 作業中に気がついたら別のことをやってしまている人
なぜ気が散ってしまうのか考えよう
ちょっだけ、原因について考えてみましょう。
原因は大きく分けて二つあります。
内的中断(自分の中の原因)
これは外部からの働きかけではなく、自分の頭の中で思いついたりしたことによって、気が逸れてしまうような原因のことです。
本書では「内的中断」と呼ばれています。
例
「Twitterはどうなっているかな」
「そういえば水道代支払ったっけ」
「他にもブログ記事が思い浮かんだぞ」
こういった思いつきやアイデアですね。
この内的中断を対処できるかが、集中できるか否かの肝心なところといっても過言ではありません。
外的な原因
集中しようとしている作業の最中に、その作業に関係のない外部からの働きかけが原因で、作業が中断されてしまうようなことです。
これを本書では「外的中断」とされていました。
こういった働きかけにイチイチ対応していると、当然ながら目先の作業への集中力は自ずと低下していきます。
例
ご飯の誘い、LINE、メール、電話
対応策
外的・内的な原因、それぞれの対処法を知ることが重要です。
それぞれStepにわけてみます。
必要な準備
- ノート(もしくは、メモ帳)1冊
- ペン
- それらを置くスペース
これだけあれば大丈夫です。
メモ帳アプリ等もありますが、スマートフォンやタブレットを利用すると気が散ってしまいます。
最初はシンプルなアナログツールから入るのが無難です。
また、紙とペンはすぐ書き出せるように手の届くところに置いておくことをおすすめします。
内部からの要因
step
1可視化する
作業中に思いついた関係のないことを、とにかく紙に書き出すことをルールとしてください。
思いついてあれこれと深く考える前に書き出す準備をしてください。
step
2優先順位をつけて書き出す
ただ書き出すだけでもいいんですが、書き出す内容は優先順位をつけてから書き出した方がいいです。
先送りできないのであれば「緊急」という内容として箇条書き
先送りできるのであれば「予定外」として箇条書き
この際、「緊急」のことはすぐにやらなければならないことですが
実際のところ今やっている作業をすぐにでも中断して行わなければならないことというのは、とんどないとされています。
step
3放置する
仕分けが完了したら、作業にすぐに戻り
すっぱりとそのことはメモ帳と一緒に忘れましょう。
メモ帳は見えないところにでも置いときましょう。
そして、作業が終了した時や休憩時間に見返せばいいのです。
内定中断に対する対処のStepを習慣にすることで、今すべきでないことを頭の中から取り除いて目先のことに集中できるようになります。
外部からの要因
step
1できる限り連絡や通知を遮断する
・スマートフォン/タブレットを別のところに置いておく
・通知をOFFにしておく
・一人で作業をする
・仲間といるならば、関係のない話題はしないようにする
あったら気になってしまうとわかりきっているもの、連絡が来るとわかっているようなものはあらかじめ遠ざけておくことです。
step
2避けられない時は緊急度の判定
連絡が避けられない場合は、内的中断と同様に来た外部の情報に対して緊急度の判定を行いましょう。
- 今すぐ必要なことなのか
- 30分後でいいのか
- その日のうちでいいのか
- 週末でいいのか
これらを判断して、先方に連絡をその場で返しましょう。
環境について
また、内的中断・外的中断に共通して言えることですが環境も大事です。
これらの中断を誘発することが多い環境・少ない環境があります。
作業以外のところに気がいってしまうような環境を選んで、作業をするのはおすすめしませんよ。
他の原因
こういった工夫をしても本当に集中できない場合、他に原因があるかも疑ってみましょう。
その作業に必要性を感じていないから。
そもそもその行動があなたにとって、全く興味がなかったり、必要性が全くないことだとしたら、その作業は間違いなく集中することはできません。
無理やり集中する方法を模索するよりも、その行動が自分に何をもたらすのか、意味や価値を見出すことが先です。
もしどうしても見いだすことができなかったのなら、どうやったらその行動をせずに済むかを模索することをおすすめします。
これは根本的な問題です。
こちらの記事のシリーズには、本当に興味がないことには真に集中することはできないという内容が書かれているので参考にしてみてください。
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集中力を上げる①ゴールと頭の中のゴミ
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人間の集中力の持続時間をしらない
諸説あるようですが、そもそも人間の集中力は長くは続かず、もって生理的な周期から考えて90分ぐらいが限界なようです。
実際にはもっと短く、15分ほどしか続かないとも言われています。
なので「集中力を鍛えればぶっとおしで集中して作業できる」というイメージのままで改善していこうとすると物理的に無理なチャレンジになってしまいかねないので、注意しましょう。
もっと知りたい人へ
なお、この記事に書いてあることは「どんな仕事も「25分+5分」で結果が出る ポモドーロ・テクニック入門」(クリックでAmazonに飛びます)からの抜粋になります。
もっとちゃんと知りたいという人は、実際の本を読んで見ることをおすすめします。
ポモドーロテクニックとは25分集中+5分休憩を一つの塊として、作業の生産性を高めていく方法論のことです。
すごい人たちも実践しているみたいですね。
ポモドーロ時間中の具体的なルールや扱いについて書かれてもいておもしろいですよ。
こちらも是非ご覧あれ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
外部の情報を遮断するのは比較的簡単で、みなさん実践している人も多いかもしれませんね。
でも、頭に浮かんだことから解放されるのってなかなか難しいですよね。
内的中断については、上にあげた方法を実践してみて、みなさんがそういった悩みから解放されれば幸いかと思います。
ここまで読んで頂いてありがとうございます。
今回はこれで記事を終えようと思います。