こんにちわ、マツキです。
今回は「医学生の部活ってどうなの?」というテーマで話していこうかと思います。
一生懸命部活をやってきた身ですが、今また医学生に戻れるとしたら絶対に部活はやらないです。
いや、楽しかったですけどね。
医学生よ、いつまで部活やるつもりですか?
もうそろそろいい加減気がついてください。
部活やってる場合じゃないです。
そもそもなんで部活やっているの?
たぶん、ですけど部活を医学生の中で強い動機でやっている人ってあんまりいないんじゃないんですかね。
例えば「この生涯を通じてこのスポーツをやっていこう!」と思えるような。
高校時代の延長線上でやっているか、誘われて始めたぐらいのものでしかないんじゃないでしょうか。
もしくは「みんなやっているから自分もやらなければ変な目で見られる」という同調圧力に負けてか。
受験受かって「なんか楽しいことやろうかな!」という気持ちになるのは否定しません。
ですが、なぜその矛先が「部活動」の中に当て嵌めようとしてしまうのでしょう。
インターネットやSNSを使えば、他にも自分軸で楽しいことは見つけていけます。
得るものと失うもの
それでいてあんまり得るものがあるかといえば、そうでもない。
仲間と共通の目的をもって楽しみたいというのはいいと思いますが、刹那的な楽しみに過ぎず、あくまで部活は趣味レベルです。
特に、別に誰が強要するでもないのに大会等の上位を必死に目指す・・というのはどうでしょうか。
社会的には医科の大会でどんな上位をとってもなんの意味もありません。
なんで得るものの少なさに着眼するかというと、失うものとして時間があまりにも大きいからです。
ただでさえ、医学部には時間を奪っていくような形式的なイベントがたくさんあります。
試験もあれば実習もあるでしょう。
卒業が近づけばマッチングもあれば国家試験も控えています。
卒業年数も他の学部に比べればめちゃくちゃ長いです。
浪人・留年なんかした人からしたらなおさら伸びるでしょう。
こんなに時間がないこの学部ですが、それでも、こういったこと以外に本当はやった方がいいことがあるんです。
もっと他に時間を費やした方がいいことがある
それは他でもない。
あなたの将来を豊かにし、楽しくさせていくための行動や試行を自分なりに増やしていくことです。
個人的に強調したいポイントとしては、この医者業界の異常さに早く気がつき、このインターネット技術が発達していく中で、どう行動をとっていくかというところにあります。
医者業界の異常さ
はっきりいって、この医者という業界はあらゆる観点でもう時代遅れも甚だしいことをやり続けています。
言葉を選ばずに言えば
「世の中から取り残されている職業」
だと本気で思っています。
他の業界であれば、もっとずっと効率的に行う作業を、非常に非効率な方法でやっているということがたくさんあります。
僕が思うに、多分医者の仕事は知的作業系の仕事というより、むしろ肉体労働に近いのではないかと思うのです。
- あなたは本当にこの業界でいいのか?
- ちゃんと知った上で医者になろうとしているか?
- 惰性のまま医者になろうとしていないか?
- 他に何か向いている道があるんじゃないか?
いろんなキャリアにおける試行錯誤は学生時代の早い段階で取り組んだ方が、部活動をやるよりも有意義です。
違う業界にも目を通してみてください
医学生が部活のような一時的な快楽や、国家試験終わったら使わないような試験の勉強をしている間、他の業界の問題解決の高い人たちは何をしていますか?
- 英語を身につけたり
- プログラミング言語を身につけたり
- 留学をしたり
- 社会経験をしたり
- 起業して挫折したり
一本道じゃない人達は、いろんな試行錯誤や路線変更ができるんですよ。
大学での勉強への努力が必ずしも報われないと気づいた人たちは自分で多くのことを経験し、自分のキャリアに生かしていきます。
それに比べて医学生の経験というのは
学部が敷いたレールの上をただ忙しく走っていくだけでしかない。
知っているのは医学だけで、他に社会に大してアウトプットできるものもない。
そうして、20歳の半ばを迎える。
なんて脆くて、融通の利かないキャリアなんだと怖くなりませんか?
必ずしも医者やらなくてもいい
やるべき試行錯誤というのは医者の道の中にとどまりません。
最近では医師の中に起業家も増えてきていますし、医師以外の選択の幅も増えてきているように感じます。
学生時代に休学し起業したりしてもいいじゃないですか。
別に医学部に入ったからといって、医師にならなければいけないわけではありませんし、どっちに行ってもあなたが選んだ道ならば幸せになれるでしょう。
こういうことをいうと、「医学部に入ってからには医者にならないのは一般的ではない」「普通ではない」という反論が返ってくるでしょう。
しかし、そういう新しい価値観だとか芽を摘んでいくところに、「医学生の行動選択の幅を狭めてきた」この業界の闇があるのだと思いますよ。
記事の終わりに
問題解決能力が高い人が集まった集団だからこそです。
今後医学生が狭い医学部の社会だけにとどまらず、たくさんのことを経験してほしい。
そして、柔軟に生きていける道を模索できるような環境になればいいなと常々考える筆者であります。
以上が今回の内容になります。
読んでいただいてありがとうございます。
またどこかの記事でお会いしましょう。