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「医者は頭がいい」はウソ?

 

こんにちわ、マツキです。

 

今回は、医者の仕事は頭が良くないとできないのか?というテーマで話していきます。

 

仕事は慣れ。医者も例外ではない。

 

他職種の人は誤解しがちですが、医者の仕事は思っているほど頭が良くないとできないわけじゃないです。

 

確かに平均的な問題解決能力は高いですし、要領の良さも他の人に比べると高いと思います。

 

でも、仕事とは結局一種の「慣れ」です。

 

何回その作業をやってきたかの経験でなりたってます。

 

それは、どんな仕事も同じなんじゃないかなと思います。

 

プロの医者への道

 

一見、複雑に見える仕事も経験の数を重ね、長く関わっていれば、小さく分解して考えることができます。

 

その一つ一つを5年、10年と同じことをずっとやって行く。

 

外来診療を、診察を、手術を、検査値の推移の判断を、画像の診断を。

 

上級医に教えられながら、注意すべきところに注意をしながら、そうして誰しもプロフェッショナルになります。

 

なかなか出会えない臨床の現場に遭遇することもあるでしょうし、それを解決できたかできなかったか?そういう経験もその人の医師としての価値を上げます。

 

臨床経験の長さは診てきた患者さんの病態もバリエーションに富ませてくれるでしょう。

 

いろんな経験を通して医者の道を歩んで行くだけで、医師として豊かになっていくでしょう。

 

量産されるシステムでもある

 

ただ逆に考えれば、普通に病院に勤めて仕事をしていけば、ある程度そういった能力・人生が担保されるということです。

 

その道を選べば、ある意味で皆んな似たような医師として業務内容を行うことが職業的にはゴールとなります。

 

「10年経てば皆一緒である」と僕は身の回りの歴の長い先生から聞かされていました。

 

結局10年、20年と同じ作業をやっていけば「そりゃあ大体同じクオリティになるのではないか」と僕は思っていました。

 

それは敢えて良くない言い方をするとすれば、量産された医師になるということでもあります。

 

医者の仕事は「普通の人にはできない」は偏見

 

つまるところ、医者の臨床の道はこなしていく内容自体は至極難解かと言われたら、そういうわけではないと思うのです。

 

医師免許を持っていて、診療科という乗るレールを選んでしまえば遅かれ早かれ身につきます。

 

病院というバックアップ体制もあります。

 

医師の仕事をしているというだけで「難解な業務を行なっている」「医師は知的な存在である」と思うのは他職種から見たバイアス、偏りであるように思います。

 

むしろ継続すること自体が重要なので、頭の良さよりも精神的・肉体的ストレスに打ち勝つ能力が必要だと思います。

 

 

組織の中の、会社員と医者

 

医療行為ができる医師をいい意味で差別化してしまう心理は、業務内容の特異性や希少性を感じていることが要因にあるでしょう。

 

しかし上で書いた通り、レールに乗ればその組織集団としては必然的に出来ていってしまう業務内容です。

 

なので、その先にある仕事は、頭や能力の良し悪しで大きく変わりません。

 

普通の会社員のように、どんな構成員であれ組織の要員として成り立ちます。

 

そう考えると普通の会社と同じく普遍的なものです。

 

まとめ

 

ということで、医師は一様に頭がいいかと言われたら、業務内容と頭の良さはあんまり関係ないです。

 

医者という人物にあまり近くで関わることがない人は、実際どんなものか想像がつかないかもしれませんけども。

 

それではまたどこかの記事で。

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