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140.3,40代からの医者という選択肢

 

軽い記事。

 

初期研修医の頃から、ずっと思っていたことである。

 

それは、「医者って年取ってからでもできるのでは?」ということ。

 

特に、内科医。

 

特に慢性期よりの管理のやつ。

 

内科的管理、頭脳だけ使う管理。

 

なんというか医者の仕事って「夢がある仕事」というよりは対患者、対医者の「お世話系の仕事」がほとんどであり、要はその「お世話のザルの目」をひたすら細かくしていく仕事だと認識していた。

 

「夢のある仕事」化する人もいるだろう。それは研究だったり、人生の目的自体が医者の先にある人である。

 

でも、そういう人はむしろ少数であるように思う。

 

「体力があるうちにしか学べないこともある」確かにそうだ。

 

しかし、体力を使ってやる仕事の部分が医者の究極的なところではないと思ってたし、諸々僕の思考と照らし合わせると敢えて前倒しでやる仕事でもないのかもなと。

 

そこのところを書いていく。

 

3,40代からの医者の選択肢

 

ああ、カテとか手術とかそういうのは別よ。

 

そういう体力必要下での長期間の継承作業があるのは、あんまり適さないと思うけど、

 

ぶっちゃけ自分で書籍や論文調べて、コメディとコミュニケーションをしっかり取りながら、治療の反応見ながらなんとかして。

 

これって、その部分だけならぶっちゃけ40代とかからでもできない?

 

その部分の割合が今現在の医療において医者の仕事の中で大きいとすれば、

 

結局医者やって15年後とかはそういった安定した管理をやっていることが多いのであれば

 

それってなんというか若い時間の機会損失とも取れてしまうんじゃないかな。

 

一見難しいようなことやっているように見えるんだけど、勉強して周りと協力してフィードバックしていくだけで成立するだけって

 

ある意味で医師免許さえあれば誰にでもできるでしょ、

 

と僕は研修医の頃から浅はかかもしれないが思っていた。

 

若い時代にもっと様々チャレンジしてから、内科医なりになっても、医者としての社会貢献は果てせるのでは。

 

もちろん、貢献する度合いは変わってくるかもしれないけどね。

 

でも、本当に若い時代にしかできないってこと、あると思うんだよね。

 

勉強して提供する、以外にもっと制限があること。

 

医療行為をする人がこんなことをいうのは少し憚られるけど、

 

ぶっちゃけYoutuber目指すとか起業するとか

 

ホストなるでも、アイドル目指すでも

 

パイロットなるでも、バックパッカーなって世界一周しましたでもいいし、

 

外国行って面白いことやるとかでも、この時代に僕は全然ありだと思うんだ。

 

まあ、「医者をやりながら」という選択肢でもいいかもしれない。

 

とにかく、基礎的医学内容を忘れてない+研鑽していく気持ちをもてるなら

 

別に40代とかからスタートするの、全然ありだと思うけどな。

 

「内科医になって15年後ぐらいに一般診療技術のプラトーが訪れる」という事実が万人に普遍的に訪れるとする。

 

そして、その前にもっと別の若い時しかできない経験体験があるのなら、

 

一般診療スタートのデフォルト値を25歳らへんに設定しなくてもいい気がするな。

 

というか、後発組のデフォルトコースもあって、「ああ、そういう始め方もあるよね」っていう認知があれば、医者の働き方はもっと柔軟になっていく気がする。

 

そういった概念の普及を妨げるのは周りと知識の差がついてしまうとか、途中から入った際の恥とか色々あると思うけど、

 

別にがむしゃらに勉強すれば、あんま変わらなくなる。

 

ほんとチャレンジできるっていうのは幸せなことだし、

 

当たり前のように挑戦できる日本に生まれたことも幸せなこと、

 

今個人でチャレンジできること障壁が低くなっているのだから、

 

気にせんでいい、とも思う。

 

就職に当たって25と40ならどちらをとるかという現実問題もあるけど、

 

人がそもそも足りてないエセンシャルなインフラ側の業界がそんな悠長なこと言ってる場合なのだろうか。

 

まあね、給料の采配とかの現実的なところを触れると難しいんだろうけども。

 

僕の持論が本質をしっかり見つめているか、正確性は定かではないが、

 

「これっておかしくね?こうじゃない?」って確信したことは

 

あとになって、是正されて「ああ、やっぱりそうなったんだ」と当たることも少なくない。

 

数年経ったけど、初期研修医の時に考えていた持論に今の所変更はないな。

 

この持論が20年後とかにどうフィードバックすることになるか、楽しみである。

 

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